令和鍼灸院は、治療計画をしっかり検討し、
安全安心で効果的な新しい鍼灸治療を提供します。

  • 安全、安心、清潔そして痛くない鍼治療をおこないます
  • 伝統医学に科学的根拠に基づいた経験をプラスして最新の治療を行います
  • 人が本来持っている自己回復力(自然治癒力)を引き出すオーダーメイド治療を行います
  • 「心身一如」をもとに治療を行います
  • 患者様への最高の治療を提供するために予約制で治療を行います
  • 初診時に治療計画を提示して患者さんの治療を行います
  • 科学的根拠に基づく全く新しい鍼治療を提供します

安全、安心、清潔そして痛くない鍼治療をおこないます

安全、安心、清潔は医療の基本です。治療に使う鍼はすべてディスポーザブル鍼(使い捨ての鍼、1回使用したらその場で廃棄します)を使用します。さらに、治療を行う場合にはすべて医療用の薄手の手袋を使用しておこないます。

多くの方が鍼治療は痛くて怖いのではないかと言われます。しかし、痛くないように改善されてきたのは、実は日本です。飛鳥時代に鍼治療が大陸(中国、韓国)から伝わってきてわが国で行われてきましたが、その間に痛くなく鍼治療を行う方法が開発されました。江戸時代に徳川将軍の主治医となった杉山検校(杉山和一)が鍼管(鍼全体の長さより3.5ミリ短い鍼の管)を考案し、ほとんど痛くなく鍼治療をすることが可能になりました。また、鍼自体の直径が大陸よりも細く、直径0.16から0.2ミリ(わが国でよく使用される鍼の太さ、髪の毛のような太さ)がよく使用されています。鍼管により鍼がスムーズに皮膚内に入り、また鍼の太さが細いことによりほとんど痛みを感じない鍼治療が可能となっています。また、鍼先端にも秘密があり、松葉のように先端から徐々に太く、楕円形をしていることにより、鍼の侵入時に組織が押し分けられて入り血管を傷つけないことから、ほとんど出血もない鍼が可能となりました。また現在使われている鍼の材質はステンレス製がほとんどですが、このステンレスは細くても折れにくく安全、安心に治療ができます。

電子顕微鏡で見た鍼先端の写真

伝統医学に科学的根拠に基づいた経験をプラスして最新の治療を行います

現在、西洋医学に伝統医学の経験を取り入れ、健康推進に役立てる事は、世界中の課題です。このことはWHO総会(2002年)でも推進を行うことで可決されています。アメリカ、ヨーロッパでは伝統医学で科学的に根拠がしっかりしているものは医療にどんどん取り入れ、健康増進及び治療に役立てています(統合医療と呼ばれます)。

この流れは世界的な潮流です。現在、鍼治療は科学的根拠(研究そして論文発表などにより)が、かなり高い治療となっています。ただし、その方法は治療者によって技術の差がある事は確かです。令和鍼灸院院長はこれを改善するための教育と研究を行ってきました。その成果を患者様に提供いたします。

人が本来持っている自己回復力(自然治癒力)を引き出すオーダーメイド治療を行います

人あるいは動物が本来持っている自己治癒力(自然回復力)は体が本来持っている基本的な生命力です。例えば、お薬を用い感染症を治す場合でも、お薬は抗生物質などで細菌の数を減らすことはできますが、細菌をゼロにすることはできません(誤解をされると困るので、はっきりと申し上げますが、決してお薬の批判をしているわけではありません。お薬はその用い方によって非常に効果があるものです)。最終的に治すのは、風邪などで経験があるように、その人の自己治癒力です。自己治癒力が弱ければ、当然、治りは遅くなります。

この、自己治癒力を回復させる方法が実は日本で伝統的に行われていた漢方(江戸時代に日本では中国を漢と言ったので、この名前がつきました)です。ですから、漢方は正確には漢方薬の事だけではなく、鍼治療も含めて漢方といいます。鍼治療と漢方薬は漢方における車の両輪と言われます。 その方法を簡単に説明いたします。最初に個々の体質を判定します。風邪をひいた場合でも、肩こりあるいは腰痛でも、各々によって体質が違います。これは考えてみると、ごく当然のことだと思います。その体質を東洋医学では証(しよう)といいます。その証を判定するために東洋医学独自の診断法があります。この診断法を四診といいます。西洋医学と大きく違う点は触診に重点を置く点です。このように書くと誤解を受けることが多いのですが、もちろん西洋医学でも触診は大事です。しかし、東洋医学の触診は見方が大きく異なります。腹診は硬結(筋肉の緊張の変化で周囲と比べて硬くなっている部分)、圧痛(一定の圧力をかけたときの痛みの状態)を診ます。それによって体全体の血液の流れの状態、また、五蔵(肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓)の機能的状態を推測します。手首の脈(橈骨動脈と言います)が触れるところでは、脈の数だけではなく、その脈の状態(性状)について詳しく見ます。例えば脈の触れ方は脈の幅、脈の形状などまで診ます。それによって体全体の機能を推測します。

そして、いろいろな情報を総合して証の判定を行います。それをベースに鍼治療を行っていきます。ですから、その日の状態によって、つまり、その日の体の体調によって治療内容が異なることがあります。その場合は事前に説明いたします。また、このような治療ですので、施術者は習得に時間がかかりますが、患者さん個々の違いによるオーダーメイド治療が可能になります。東洋医学的診断にもいろいろな方法がありますが、本院は信頼のおける東洋医学の情報をベースにして、個々の患者様に最も合った効果的な鍼治療を提供します。そのため、初診時には、複雑な疾患の場合にお時間を頂く場合があります。

「心身一如」をもとに治療を行います

心身一如(心と体は一緒です)は東洋医学の基本です。体が病めば心も病んでくる。心が病めば体も病んでくる。お互いに関係があるという事は経験的にも理解できると思います。東洋医学は一般的に3,000年の歴史があるといわれます。長年の経験から、心と体の関係について約2000年前(前漢時代)に中国で書かれた黄帝内経・素問・霊枢(コウテイダイキョウ・ソモン・レイスウ)に詳しく書いてあります。特に五臓は各々に特定の性質が宿っており、特定の臓器を病むと、特定の心の特性が現れると言われています。これは、現代西洋医学の研究が進み、腸と脳が相関係することが分かってきたこととも関係します(昨年2018年、NHKスペシャル人体でも放送されています)。

心の病気も、特定の内臓に関係する経穴(ケイケツ、一般的にはツボ)を治療することにより心の状態まで影響する事が長年の臨床からもわかっています。

患者様への最高の治療を提供するために予約制で治療を行います

患者様お一人お一人の病気の訴えを少しでも改善することを目的にしますので、予約制にて治療を行い、初診時に治療計画を個々にお伝えし、治療を開始いたします。治療前にはインフォームドコンセント(患者様への説明と同意)を行い、同意を得てから治療を行います。治療途中で治療中断するのは自由です。また、当院で治療する前に病院にて診断が必要な場合には、関連の病院に紹介状を書きます。当院は病院と鍼灸院の関連(双方向)を推進する役目もありますので、安心してご来院ください。現在、病院に受診されている方でも当院は自由診療で鍼治療を行いますので、保険診療と合わせて受けていただくことが可能です。

初診時に治療計画を提示して患者さんの治療を行います

的確な東洋医学の診断により、訴えに合わせた治療計画を説明いたします。治療計画については現在の症状を改善するための治療回数(1週間あるいは1ヵ月に何回通ったら改善するのか)を治療経験に基づき説明いたします。複雑な疾患の場合は、回数がかかる場合もあります。また、鍼治療の特徴として健康増進のための鍼治療が行えます。この場合も治療計画及び日常生活の注意点(食事及び生活習慣など)も含めアドバイスいたします。

科学的根拠に基づく全く新しい鍼治療を提供します

科学的根拠に基づく全く新しい鍼治療について説明いたします。鍼を介して、経験を積んだ鍼灸師は体の皮膚および筋肉の柔らかさ、硬さ(粘弾性情報)が正確に感覚できることが研究によって明らかになっています(院長による学位論文、東北大学大学院工学研究科、工学博士)。これは、鍼治療に非常に重要な感覚(刺鍼感覚)で、これが感覚できることにより、鍼の治療時間、鍼の刺入方向、深さまで正確に鍼治療を行うことができます。さらに、鍼治療と自律神経の関連性の研究により、どのように鍼治療をすれば自律神経の調整ができるかか明らかになりました。このような研究、臨床経験をもとに様々な疾患に対し鍼治療を行ってきましたので、正確な技術のもと患者様に負担のない鍼治療を行います。